2016年11月30日水曜日

ご宗家保巌先生お別れします

少林寺流錬心舘総本山宗家保巌先生11月29日朝方遠い彼方に船出した。68才、早すぎた船出でした心から哀悼の意を捧げお悔やみ申し上げます。先代保勇創始宗家の後継ぎ、流統を背負い内外を精力的に努力された。一門には先代の意思をもった門弟の中でご苦労があった。組織的に試行錯誤されながら、あるときは虚しい臥薪嘗胆な思いをされ、武道家の気風を失わず、常に品格を持ち、書に関しては与えられた感性で乾坤一擲芸術の域でした。武道家としての内側の心を書体で表し非凡な才能は二代目の持ち味でした。大変繊細な宗家を理解しなければならない、芸術肌の人のその場その場の
思い付き発想、喜怒哀楽は才能である。早すぎる訃報に際して、今我が身も最愛の妻と向かい合っている。これだかの拳団、良き名の『錬心舘』一門の動揺と戦慄は少なくない、天には星空、地には花、人には愛、空手は人間形成の人造り、あまた空手道の練達の剛腕多けれど、薩摩武士は保巌先生、立派です。お疲れ様でした、取捨選択し新たな錬心舘が未来に向かってご宗家の意思を受け継いで参るでしょう。安らかに旅立ちくざさい。人の心も時と共に移り変わります仁義なき文明の発展は経済優先の心なき社会に変貌しようとしています。だからこそ武道の精神が心の躾を確りしなければこの国は衰退します。長い武道生活は宗家にとってやり残しは悔いと成りました。やり残しこそ次世代が確り背負って歩む道と思います。安らかに旅立ちくざさい。ご宗家ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿